「情報システム」とは|テクスタ辞書


「情報システム」とは、情報を適切に保存、管理、流通するための仕組みのことです。主にコンピュータとネットワーク、それを制御するソフトウェア、その運用体制までを全て含んだもののことを指します。

特徴

情報システムとよく混同されるものに「データ処理システム」があります。データ処理システムは、あくまでもデータという断片的な事実のみを処理するのに対して、情報システムは発信者の意図が加えられた情報というデータを扱うため、人間による価値判断を必要とするシステムであると考えられています。

「情報システム」の分類

情報システムは、切り口によって5つに大別することができます。

①企業情報システムと社会情報システム…前者が企業内で扱う情報システムで、後者が交通や気象など社会全体で利用される情報システムのこと。

②業務内容の相違による分類…定型・非定型の業務をそれぞれ処理する情報システムのこと。

③利用者・開発者の組織内の相違による分類…企業の活動の中心となる基幹業務情報システムと固有業務を処理する部門内情報システムに分けられる。

④組織活動のサイクルによる分類…企画、実行、評価といったそれぞれの活動を支援する情報システムのこと。

⑤処理形態による分類…集中情報処理システム、分散情報処理システム、移動情報処理システムに細分化できる。

「情報システム」の課題

情報システムの利用者が増加・多様化している現在、様々な情報システムに関する問題が取り沙汰されています。

①システム障害…交通機関や銀行などの広域性や即時性が高い現場では、システム障害が発生した時の被害が非常に大きくなってしまう。

②ユーザービリティ…高齢者や障害者も情報システムを利用できるような体制づくりが求められている。

③情報セキュリティ…情報資産が第三者に漏れないようにするための暗号化やワンタイムパスワード、個人認証システムが必要となっている。

④知的財産権…ソフトウェアの不正コピーや第三者の文書や写真を無断掲載する事例が多発している。

⑤個人情報とプライバシーの保護…個人情報の漏えいが多発している今、防止に向けた対策が要求されている。