「仮想環境」とは|テクスタ辞書


「仮想環境」とは、ある物理的なコンピュータ上に、仮想的に構築されたコンピュータが備える機能や仕様のこと、または仮想化された状態そのものを指します。仮想的に構築されたコンピュータのことを仮想マシンといい、1つの物理的なコンピュータ上に複数の仮想マシンを構築することが可能であるため、近年はシステムのサーバを仮想環境にすることが多くあります。

仮想環境の特徴
仮想環境の特徴としては、1つの物理コンピュータ上に複数の仮想マシンを構築できるため、各仮想環境は同じ物理コンピュータ上でも、他の仮想環境とは別物で、互いに影響を及ぼさないという点にあります。各仮想環境にシステムのサーバをそれぞれ構築したとして、そのうちの1つがダウンしても、他の仮想環境は正常に動いているため、システムは他の生きているサーバにつなぐようにすれば稼働を続けられます。このように1つのコンピュータでも複数のコンピュータが存在しているかのように動作できるわけです。また、各仮想マシンに別のOSをインストールすれば、1つの物理コンピュータ上で複数のOSを動作させることも可能です。

仮想環境によるメリット
仮想環境を利用することのメリットとして大きいのは、経費削減です。現在ではCPUが高性能になったため、サーバとして利用されているコンピュータのほとんどのCPU使用量が10%以下だといわれています。そのため、サーバを増築するたびにコンピュータを購入していてはコストが非常にかかります。ですが、コンピュータ上に複数の仮想環境を構築してサーバとして利用することで、余裕のあるCPUを複数のサーバで使用できるため、購入するコンピュータの数が減り、コストが大幅に削減できます。現在話題のクラウドサービスも仮想環境を用いて行われており、今後もますます利用されるでしょう。