「オブジェクト指向言語」とは|テクスタ辞書


「オブジェクト指向言語」とは、プログラミング言語のグループ、もしくは特徴の1つです。プログラミングにおいて、その過程や手順ではなく、プログラミングを行う対象を重要視する設計になっているプログラミング言語のことを指します。

オブジェクト指向言語の特徴

プログラミング言語の中でも、メジャーな分類となっているオブジェクト指向言語には、3つの大きな特徴があります。

1つ目の特徴は、「クラス継承」が行える点です。オブジェクト指向言語には、「クラス」と呼ばれる単位があり、それを設計することがこの言語の目的と言えます。このクラスは、拡張することも可能です。設計したクラスを、より機能的にする為にさまざまな加工や拡張を施すことを、「クラス継承」と言います。

2つ目の特徴は、カプセル化が可能な点です。「カプセル化」とは、プログラムの設計などのデータと操作を、1つのデータとして合体させ、設計などの過程や手順を外部から見えないようにする行為です。

3つ目の特徴は、「ポリモルフィズム」という性質を備えている点です。プログラム内にさまざまなオブジェクトが存在していても、「メッセージを送る」という一定の操作を行うことで、それを受信した各オブジェクトが自動的に各処理や操作を行い、その機能を発揮する仕組みです。

オブジェクト指向言語の歴史

オブジェクト指向言語の歴史は、1972年に発表された「Smalltalk」から始まったと言われています。オブジェクトとオブジェクトの間に、メッセージを送受信する仕組みを導入した、最初のプログラミング言語だと言われている為です。

一方で、1962年に開発された、「Simura」を、オブジェクト指向言語の歴史の始まりとする説もあります。Simuraが、「オブジェクト」や「クラス」を初めて導入したプログラミング言語である為です。1979年には「C++」が、1983年には「Objective-C」が開発・発表されます。いずれも、オブジェクト指向言語だけでなく、プログラミング言語としても代表的なものです。

その後も、「Self」や「CLOS」、「Python」や「Java」など、1980年代後半から1990年代にかけて、たくさんのオブジェクト指向言語が開発されました。1996年には、現在もさまざまなwebページで活用されている「JavaScript」が、2000年には「PHP」が発表されます。そして、2014年には、長らく使われてきた「Objective-C」に変わる言語として、「swift」が開発されました。このように、オブジェクト指向言語は日々、進化を続けているのです。