「RoR」とは|テクスタ辞書


「RoR」とは、「Ruby on Rails」の略で、2004年7月に公開されたWebアプリケーション開発向けのフレームワークです。「Rails」という呼び名でも親しまれている無償のOSSで、デンマークのDavid Heinemeier Hansson氏によって開発されました。その名のとおり、プログラミング言語である「Ruby」でアプリケーション開発をするためのフレームワークとなっています。

RoRの特徴

RoRには基本理念が2つあります。

1つ目は「設定より規約」(CoC:Convention over Configuration)です。従来のフレームワークでは、設定を大量にする必要がありましたが、RoRで決められた規約に沿って開発することで自動的に設定がなされるため、設定をする手間が省けます。

2つ目の理念は「同じことを繰り返さない」(DRY:Don’t Repeat Yourself)です。重複した情報や処理が様々な場所で定義されていると修正箇所が倍増してしまうので、ライブラリの充実などにより、情報や処理は1つの場所で管理されるように設計されています。

RoRのメリット

RoRで開発を行うメリットとしては、大幅な開発期間の短縮が挙げられます。

例えば、普通のプログラムでデータベース処理を行う場合、まずデータベースとテーブルを作成したうえで、各テーブルにアクセスするためのモデルとCRUD処理を行うSQLを生成・実行する制御部分をすべて実装する必要があります。

また、RoRではMVC(Model View Controller)アーキテクチャをサポートしており、データベースのテーブル作成と雛形の自動生成を行うだけでデータベース処理が作成できます。多くのWebアプリケーションでは、データベース処理がメインとなっているため、RoRは特にWebアプリケーション開発において非常に効率的なフレームワークであると考えられています。